令和2年度 学校経営報告

1 今年度の取組と自己評価

 (1)教育活動への取組と自己評価 ポジティブな雰囲気に溢れ、皆が活躍できる学校を目指し       て、教育の充実を 図った。

 ①褒めて認めて価値付ける。

 褒めて認めて価値付けることを学校経営の柱の一つとして掲げ、全教員に実践させた。児童アンケートで全ての児童が「担任に褒められている」と感じている学級があるなど、児童アンケートにおいて自己肯定感の項目は前年から3ポイント程度上昇した。また、児童の行動については学年会や職員夕会で共有し、複数の教員で褒めたり学級・学年を越えて価値付けたりして、児童の自己肯定感や自己有用感を高められるようにした。

 

②ゴールイメージをもって指導する。

 児童がその学習や行事によってどのような姿になることを目指すのか、というゴールイメージをもたせ、そのためのめあての設定、支援計画、評価計画を立てるようにさせた。学習においては週ごとの指導計画にそれらのことを意識して記述させ、実践させた。保護者アンケート、児童アンケート共に、意欲的に学習に取り組むことについての数値が前年から7ポイント程度上昇した。

 

(2)重点目標への取組と自己評価

いじめや不登校の未然防止、早期発見、早期解決 

 いじめや不登校などの未然防止、早期発見、早期解決のために、生活指導夕会、いじめ防止委員会、校内支援委員会等を有効に活用した。全教員による報告・連絡・相談を徹底し、組織的に対応した。児童アンケートや面談の回数を年間3回設定し、児童に寄り添う指導を全校で行うことで、大きなトラブルやいじめに発展する事例はなくなった。保護者アンケート、児童アンケート共に、いじめ防止についての数値は前年から少しだけ上昇した。しかし、年間13日以上欠席する児童は昨年度比で二人増えてしまった。

 

基礎的な学力の定着

 学力向上部会を中心に、子供が主体的になるために特に「問い」を重視して授業づくりを行い、問題解決的な学習スタイルを目指した。また、10分間の個人解決・個別指導の時間を設け、児童のつまずきをなくすとともに、児童の良さを評価するようにした。校内OJTとして、学年会で協働した授業づくりに取り組むと共に、自己申告に伴う観察授業においては、1ユニット15分×3回×3学期の授業参観を行い、他の教員の授業から学ぶようにした。児童アンケートで、学習の定着についての数値が前年から2ポイント程度上昇した。
 

2 次年度以降の課題と対応策

(1)温かい人間関係を築くこと

 

 本校児童は、友達同士にとどまらず、人と触れ合うことの良さ、素晴らしさを感じている。温かい言葉遣いや挨拶の励行、異学年交流を含めた友達同士の交流、地域の方々からの学び等を通して温かい人間関係を築くことができるようにする。そのための素地として、全教員が褒めて認めて価値付けることを徹底し、児童の自己肯定感や自己有用感を高める。また、いじめや不登校0を目指した取り組みを更に推進する。

  • 挨拶運動を全校に広げ、爽やかな挨拶が溢れる学校にする。
  • コロナ禍における持続可能な交流を模索し、実践する。
  • 学びや行事の振り返りを大切にし、自己評価・相互評価を適宜行う。
  • 年間3回の児童アンケートと聞き取りを全校で行う。
  • 児童の登校を各担任が教室で迎える。
  • 週3回の夕会を通して全教職員で児童理解を進める。
  • 支援部を特別支援教育と不登校の二つに分け、それぞれの情報を共有して組織的に対応する。
  • 問題が起こった時は学年、生活指導主任、養護教諭、スクールカウンセラー、管理職などと情報を共有し、組織的に素早く対応する。
  • 児童の良い行動や発言、作品等を分かりやすく賞賛し、価値付ける。

 

(2)  「主体的・対話的で深い学び」の実現を図ること

 学力向上部会を中心に、「?」「!」の溢れる授業づくりに全校挙げて取り組む。特に単元の導入の工夫に力を入れ、児童が問題意識をもち、学習計画を立てることができるようにする。そのための問いや提示資料等の指導の手だてを明確にしながら日々の授業研究に取り組む。

  • 1時間1指導1評価として、その時間のねらいを明確にした授業を展開する。
  • 10分間の個人解決の時間に、教員は最低教室を2周して個別指導を徹底する。
  • 社会科、生活科、体育科の学習において、児童が学習計画を立てる授業づくりに全校を挙げて取り組む。
  • 算数の学習では習熟度別指導を行う。また、学習支援員、個別指導の担当教員と連携し、児童のつまずきをなくしていく。
  • 朝学習、家庭学習等を通して、学校と家庭とが連携しながら学習習慣の確立、基礎学力の定着を目指す。その際、タブレット端末を有効に活用する。
  • 各学年で交換授業を行い、児童の良さを多面的に見て評価する。
  • 「?」「!」から始まる問題解決学習を研究テーマとした校内研究を進める。